STAFF COLUMN

スタッフコラム

手書きの問診票って必要ですか?DX推進には、関わるすべての人の推進力が欠かせない。

作成日:2022.9.8

ツル@よろずシス担です。

 

個人的な話ですが、半世紀も生きていると、健康診断のたびに再検査に引っ掛かりまくっております。

風邪など生活の心がけでなんとかなる疾患にはかからないと決めているし、運動習慣は維持しているので、とっても健康体だと勘違いされがちですが。微妙に健康です。



そんなこんなで個人病院、検査機関、大病院ぐるぐるしながら思うこと。

紹介状は手書きで封をされた封筒。


窓口が変わると毎回手書きの問診票。


文字を書く習慣がないからとにかく漢字が出てこない。(そもそも難しすぎる漢字が多い。。自分の問題ですね。)


専門用語を呪文のように自分の脳内にインプット。


同じことを何度も何度も違う人に話す。


あっちでも採血、こっちでもCT。


5分10分の医師との会話のための莫大な待ち時間。


現場のそれぞれの担当の方はそれぞれの職務を全うしているのは分けるけれど。。。


いいかげん疲れる。。。


 

カルテの情報の散在と検索の仕組みがないことが無駄な伝言ゲームを増やしている。


コロナ患者の集計にFAX使っていたなんて、そりゃ診療時間後何時間もかかるよ。医療従事者の工数の無駄使い、下位互換しすぎ、と思います。

医療のDX推進は以下のような段階があるそうです。

以下引用

1)Analog アナログ
紙カルテに手書き,検査は伝票によってオーダー.印刷された採血結果を台紙にのり付けし(懐かしい!),検査値は手書きでカルテに転記する.

2)Digitization 情報のデジタル化(脱アナログ)
一般的な電子カルテ.診療記事やオーダーはパソコン入力になり,検査結果は画面表示.コピペが可能.しかし問診票やお薬手帳,紹介状は紙であるため,カルテへの転記,打ち直し,スキャン,郵送が必要.

3)Digitalization プロセスのデジタル化
問診票はタブレットにより記入され,お薬手帳,紹介状はOCRによりカルテ取り込み.処方箋や紹介状は電子的に送受信され,印刷,郵送,ファックスが不要.業務プロセスが簡略化・省略される.

4)Digital Transformation デジタルによる新たな価値の創造
地域の医療情報が一元化され,複数の医療機関間で閲覧可能.情報共有により紹介状は院内コンサルトのような簡略的なものとなる.地域の疫学や医療実態を把握可能,ワクチン情報なども取り込まれるのでコロナ研究は容易.重複処方や過剰検査のチェックもできて医療費を節約できる.治験適応症例の一斉スクリーニングも可能.

出展こちら https://blog.goo.ne.jp/pkcdelta/e/b5a2c5fd5a38e3ffdbf89d06a85421d5

日本の医療はまだ2の「情報のデジタル化」あたりでまだうろうろしているよう。

ITの人なんとかしてって思うかもしれないけれど、

専門知識がある人だけが分かったところで、業務プロセスのデジタル化は進まないのです。


医療の話でまとめてみましたが、今私が取り組んでいる社内課題解決もまさに

「プロセスのデジタル化」「デジタルによる新たな価値の創造」ここがなかなか突破できない。1から4まで進んできた部分もあれば、まだ2あたりでうろうろしている課題もあり。

A:課題「事実」を明確にすること
B:的確に「分析」すること
C:現実的な「行動計画」を立てること
D:実際に「行動し続けること」


Cで計画したことをDで関わる人達が正しく行動し、適宜改善し続けないと、進まないのです。。


日本の医療現場もすべての関係者が自分事として取り組まないとDX推進は難しいと思います。

株式会社パフもハード面のまるっと入れ替えは一巡し、(2巡目しないとそろそろ)ここ3年間でソフト面も徐々に入れ替えが進んでいます。

亀の歩みで、一歩一歩、正解らしい方向を手探りで。

DX推進、していきますよ。社員皆さん、協力してくださいねー。

そしてつい先日体の隅々まで調べてやっと「無罪」判決もらえたので、しばらくは健康体でいられそうです。
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