STAFF COLUMN

スタッフコラム

若者と対話するときに気をつけたい。アドバイスとフィードバックの違い

作成日:2023.2.24

皆さん、こんにちは。年末年始で増えた2キロの体重が戻らず焦り続けて2ヶ月も経ってしまった社長のヨシカワです。

 

つい最近、熊本県さんからの依頼で、こんなタイトルのセミナーを3回シリーズで実施しました。

 

「個に向き合う時代」の採用&育成&定着論



自分の顔がドーンッと出るチラシって、けっこう恥ずかしいですね…。

 

直近で実施した「定着編」については、事業としてサービスを提供している領域ではないため、新卒入社者の20代の離職率が0%を誇る株式会社パフの社長として、自社の取組みをふんだんにお話ししました。

 

サマリーだけお見せするとこんな感じです。






90分のウェビナー形式。2018年入社の石河さんとの対話形式での講演だったのですが、アンケートで一番反応が高かったのが、以下のキーワードでした。

 

「理想的な対話量は、部下9:上司1」


「アドバイスとフィードバックは違う」


 

アンケートには色んな反省の言葉が寄せられていました…。


  • やっていたつもりだった「1on1」がダメダメだった(大泣…




  • アドバイスではなくフィードバックすることで捉え方が全然違うことにはびっくりしました。




  • 「アドバイスをしないこと。」自分の会話を振り返ってみると、アドバイスらしきことを言っていたりします。若手社員からすると嫌な気持ちだったかもしれないなと気づきました。




  • 1on1では、話しやすい場を作らねばと思って、上司である自分が話す量が増えていたことに気づいた




  • 1on1において、アドバイスではなくフィードバックが大事であること。 悩みを聞く場になっており、話し手が考える場になっていなかったとことに気付きました。





私は、若者には「アドバイスよりもフィードバックをしましょう!」と強く伝えたのですが、二つの違いをこんな風にお話ししました。

 

・アドバイスは、皆さん自身の成功体験に基づいた解決策を伝えること


・フィードバックは、お話しを聞いてどんなことを思ったのか、感じたのかを伝えること。それも「良い」「悪い」ではなく、こう感じたと伝えるだけでよい


 

さらに若者代表で登壇してくれた石河さんに「石河さんは、アドバイスされたときとフィードバックされたとき、どんな気持ちになりますか?」と聞いたら、こんな回答をされました。

 

アドバイスをされると、心の中で「…それはすでに考えたアイデアで、それがうまくいかなかったから悩んでいるのに…」という相手の意見への否定の気持ちが先に立って、思考がとまってしまいます。

でもフィードバックをされると「~~さんがそう感じるということは、もっとこんな風にやってみてもよいのかもしれないな…」と自己を客観的に見て、解決に向けた思考が深まり、アイデアがどんどん出てきます。結果的に、「こんな風にやってみるか」と改善行動につながることが多い気がします。

 

この回答には、な~るほどな!と思いました。

 

今は、正解がない時代。上司のアドバイスが必ずしも成功につながらないことも多いです。

 

だからこそ、上司が部下の行動に「良い・悪い」とすぐに評価を下したり、「こうした方がよい」というイチ意見でアドバイスするよりも、「どうしてそう思ったのか」という質問による深掘りと、話を聴いて感じたことを伝えたほうが、部下が自ら考え行動できる人に成長していくのかもしれないな、と改めて感じました。

 

アドバイスよりもフィードバック

部下を持つ皆さんには、ぜひ皆さんも意識してみてほしいです

もし結果が変わったら、吉川まで教えてください!講演資料、無料で差し上げます♪

 
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