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スタッフコラム

採用活動で【就活生のSNSを調査】…!?

作成日:2023.4.21

こんにちは!横山です。

 

4月も下旬になりました。

研修もご担当されている方々は、採用も研修も同時並行に走り、

いつも以上にあっという間な月だったのではないかと思います。

 

 

さて、今回はこんな気になる話を書いていきたいと思います。


採用活動で就活生のSNSを調査…!?


 

ちょうど昨日テレビで特集されていたのがSNS監視サービス。

主には社員のSNSを通した情報漏洩を防止するために

企業側が社員のSNS監視を委託するサービスだそうです。

 

そのサービスを採用でも活用しているといった企業が紹介されていました。

履歴書の情報をもとに応募者のSNSを特定して調査すると、

差別的な投稿や中傷、デマ、機密情報の漏洩などを見ていくとのこと。

 

 

SNS調査は有効なのか…?


企業側は

採用応募時に調査への同意の署名などを得ているということなのですが、

 

詳細をそこまで読み込まない方もいますし、

表現が曖昧になっていれば読んでもよくわかりませんし、

そもそも受けたい会社には署名してしまうのではないかと思います。

 

 

そのインタビューを受けていた企業は

SNS調査の結果だけで落とすことはないものの、

怪しい対象者に対してはその懸念を選考時に厳しめに確認し、

SNS調査をきっかけに不合格となった学生さんはいらっしゃると答えていました。

 

本人に確認するとはいえ、かなりバイアスがかかっているので、

冷静な判断は難しいのではないかと感じます。

 

SNSの特定は名前や誕生日、出身地、出身校などの組み合わせで

かなり地道な作業で行うそうなのですが、

今の時代、なりすましも多いです。

 

あくまで参考だとしても、

全くの他人が書いた酷い内容がバイアスとなって

選考結果が決まってしまったとしたら、恐ろしいです。

 

どこまで過去を遡るのかはわかりませんが、

中高生の時代の発言を引っ張り出されても、

今は本人の自覚が変わっている可能性もあります。

 

もちろん、個人的には

誰にでも見える公開アカウントで

思ったことをなんでもかんでも発信できる心は理解しにくいのですが、

その学生さんの人生が左右されると考えると

取り扱い方に注意が必要です。

 

 

本来必要なのは若者を育てる場


昨今一気に様々なSNS問題が明るみになり、

一旦は突貫で対策を講じなければならなくなっているという背景もあるかと思います。

 

しかしながら本来は、

若者に知識を与え、育てる場が必要です。

 

SNSとは?と考える前から

すぐそばにSNSが存在していた世代です。

 

これは何だろう?この先何が起こるだろう?と考える前に

検索すれば秒で答えが出てくる世代です。

 

 

内定者のうち、もしくは入社してすぐの段階で

SNS教育を行うことや、

想像力(この先に何が起こるのかを想像する力)を鍛えることを

行うのも有効なのではないでしょうか。

 

さらに言うと、

社会全体として、もっと早い段階、SNSに触れ始める段階で

それらを徹底することが求められると考えます。
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