こんにちは。飽き性な社長・吉川です。飽き性なのでね・・・変えちゃうんですよ、すぐ社内の体制を。パフは7月から新しい期になりましたが、また変えてしまいました。組織体制。でもね、同じチームになった人とは否が応でも良い関係を築いていかなきゃならない。ならば毎回チームが変わったら、良い関係の矢印がどんどん増えると思っているんですよね。まじめな話。「毎回混乱してすごいパワーかかるから辞めてほしい」とスタッフたちからは言われていますが・・・空気を読まず、今後もどんどん変えていこうと思います！

さて先日、７～８年ぶりに昔担当していたお客様に会いました。不思議ですよね。5分もしたら当時の関係に戻って、あーでもないこーでもないとなり…。まじめな話もバカな話もしながらガッツリ23時まで、面白くてためになる充実した時間を過ごしました。

そこで少し昔話になって。当時、私が営業担当としてお客様に電話をかけたときのトークの記録をお客様が若干脚色してfacebookに投稿していたという話になりました。2018年までさかのぼってやっとこさ、見つけた投稿がこちら。

ついさっき、某P社の執行役員であるヨシカワさんから、営業のお電話をいただいた。その衝撃の一部始終を見よ！
俺「はい、人事部でござる」
ヨ「私、株式会社Pのヨシカワと申します～。あっ、Yamasakiさんですか？」
俺「Yamasakiですね、少々お待ちください」
ヨ「えっ？　あっ！」
（保留音♪）
俺「かわりましたYamasakiザンス」
ヨ「あ、すみません別の方をYamasakiさんと間違えてました」
俺「ほう」
ヨ「失礼なことを申し上げてすみませんとお伝えください」
俺「俺と間違えるのは失礼だぞ、と？　じゃあ、今度はこっちに失礼じゃねーの！」
ヨ「アラ、アラ、アラ、アラ？」
俺「博多の高級魚じゃねーぞ！　って、まあいいや、今日は何のご用件なワケよ？」
ヨ「もちろん、来年の企画のご相談を！」
俺「企画の売り込み！　あんたも好きねぇ～」
ヨ「もちろんです！　そこでお時間をいただければと。今月のご都合はいかがでしょうか？」
俺「今週も来週も、ビズリーチのアポでも嬉しいぐらいのヒマっぷりだもの」
ヨ「では、22日からの週で～」
俺「22日？　ずいぶんとまた、先の話じゃないの。今週でも来週でも時間はアンデス山脈なのに！」
ヨ「さすがに丸腰で商談に伺うわけにはいきませんので〜」
俺「ってことは、アンタ今、丸腰でテレアポしてんな？」
ヨ「アッハハハハハハハハ！」
俺「笑ってる場合か！　もう御社の最大のライバルである、リ●ナビもマ●ナビもサッサとやってきて、もうイベントの日程も決めてんだぞ」
ヨ「あら～、やっぱり18年はどこも動きが早いんですね」
俺「しかも、マ●ナビなんて、これまでの最大イベントだった“エクスポ”の上に“メガ”ってイベントこさえたぐらいやる気なんですけど？」
ヨ「メガ！」
俺「そうそう。ま、エクスポとメガって言われてもどっちがデカいんだか、イマイチわかんねーんだけどさ」
ヨ「ですねぇ～」
俺「でも、御社も一押しイベント“100×10チャレンジ”の上位互換で“100×10メガ”とかやったらどうよ」
ヨ「100×10メガ！」
俺「そう、デブの人事にしか会えないの」
ヨ「いいですねぇ～」
俺「なわけねーだろ！　この丸呑み女！」
ヨ「ダメですか」
俺「ダメ、ダメ、ダメに決まってんじゃん。てか、御社はなんか独自のイベントみたいなの他にやんないの」
ヨ「合説みたいのではなく、採用担当者向けのセミナーならありますけど」
俺「あ～、あれか、“採用コロンブスの卵”みたいなヤツか」
ヨ「それ、それですっ！　さすがはYamasakiさん、今月の24日にあるんですけど来ます？」
俺「あ～、24日だけは大事な会議あるから無理（ホントです、念のため）」
ヨ「ミゾブチが司会やるセミナーもあるんですよ」
俺「あのウニ頭で司会？　事故が起きるな、きっと。もしくは自爆テロ。どっちにしろ、俺はまだ死ぬワケにはいかんのよ」
ヨ「他にも、私がスズヨさんのお手伝いをすることになってまして」
俺「スズヨさん？　どっかのスナックのママの手伝いでもするワケ？　まさか新富町の”のろ”のママじゃないよね」
ヨ「そうじゃなくって、企業の鈴与さんです！」
俺「あ～」
ヨ「ということで、24日は私が代理で参加の申し込みしておきますね！」
俺「やーめーてー！」
ヨ「じゃあ、懇親会だけでもいいです。ビール２本付きですよ」
俺「竹村さんも山根さんもいないんで、パス」
ヨ「ダメですか～」
俺「てかさー、俺様も参加しやすい、敷居の低いイベント作ってよ。名前は“採用バスコ・ダ・ガマのインド航路”とか、テキトーでいいから」
ヨ「アッハハハハハハハハ！」
俺「ウケましたか」
ヨ「センスありますね～」
俺「アンタに上から目線で言われたかねーよ！」
ヨ「やります、やります、企画書お持ちします！」
俺「だから、丸呑みすんなっちゅーの」
ヨ「いや、これから学生にヒアリングするので、企画の内容は心配ありません！」
俺「ま〜た、相変わらずの泥縄式バックブリーカーを……って、話聞いてます？」
ヨ「あ〜、バスコ・ダ・ガマってコロンブスの時代の…あっ、そういう意味が……なるほど〜！」
俺「ちょっと待て、お前はそれも知らずに“センスある”とか言うとったんか！」
ヨ「いやいやいや、今ネットでバスコ・ダ・ガマを検索したんですけど。そういうことだったんですねー、さすがですねー、違います！」
俺「企画だけじゃなくって、冗談も丸呑みかいっ！」
ヨ「検索したらマゼランって人も出てきたので、採用マゼランの世界一周っていうイベントはどうでしょう？」
俺「世界一周したら、結局はふりだしに戻るワケだぞ」
ヨ「あ〜」
俺「あ〜、じゃねーよ……」
気がつけば、不毛な会話は22分も続いておりました。釘崎社長、電話料金無駄遣いしてゴメンナサイ……。

冒頭のやりとり、わかりますかね？
絶対当事者のyamasakiさんが電話に出たのに、受付スタッフだったみたいな演技して、保留にされて、で、また出てきたのはおんなじyamasakiさんだった。当時、純粋子ちゃんな私は、絶対yamasakiさんだよな！と思いつつ、でも違ったら…と思いながら会話を楽しんでおりました。

それにしても、改めてみると、ほんとダメダメ営業ですよね・・・。
吉川さんは、顧客の言うことを丸呑みしすぎ！とか。提案もなんも考えずに丸腰で来るのはいいかげんにしろ！とか。よく冗談交じりに叱られておりました。

いじられキャラで一生懸命さだけが取り柄の吉川さんが、まさか社長になるなんて。
当日お客様だった方はみんな思っていると思います。

仕事ができる人だけが評価されるわけではない。仕事もまじめにやることだけがよいわけじゃない。
なんだか窮屈な最近の世の中で頑張る若者に、そんな社会の不思議をわかってもらえたら嬉しいですね。

次回のコラムは…うんこ味のカレーかカレー味のうんこか？って話を書こうと思います！有機をもって読んでね。お楽しみに！