富士登山チャレンジ!不便さの中に感じた豊かさ
作成日:2024.8.30
こんにちは!林です。
先日、初めて富士山に登りました!
残念ながら、悪天候で頂上までは行けず(後々聞くと10年に1度レベルの雷雨だったらしい)、8合目の山小屋で断念することになりましたが、3400メートルまで登ったからこそ?普段得られない気づきがありました。
●先が見えない不安は、富士山の雲の中と似ている
雨は降ったり止んだり。雲の中、目の前が真っ白なことも多く、岩山も続き、先が見えない(物理)不安に駆られます。
それでも、ふとした時に振り返ると広がる絶景!富士山ほど標高が高くなると木々も少なく、さっきまで自分達がいた位置もすぐ見下ろせます。
「もうこんなに登ったのか!」と達成感を味わいながら、元気になってまた進む、の繰り返しでした。
この感覚、仕事や、何か目標を達成するためにもがいているときと重なりました。先が見えない不安に駆られ、その時は苦しくても、一歩ずつ着実に進めば、振り返ったときに成長していることに気づく。
言葉ではよく言われていたものを実際に体験できました(笑)。
苦しいときは、「今は富士山の雲の中にいるんだ」「頂上に向かって一歩でも近づいているから大丈夫」と思おうと心に決めました(笑)
●苦しい中で支えになったもの
雷雨(しまいには雹)にさられながらの登山では、様々な人・ものに支えられたと感じています。
・共に登る11人の仲間:伴走者、鼓舞し合う仲間、喜怒哀楽を共有できる相手
・ガイドさん:一歩先を見て導く人・進むペースを管理・判断する人
・水や食料:エネルギー補給、ほっと一息つけるもの
・道標:現在地がわかり安心材料になるもの
仕事で、コミュニティで、同じ目標を目指して頑張るとき、私は周囲にとってどういう存在になりたいんだろう?と考えるきっかけにもなりました。
少なからず仕事でお客様の支援をする立場であれば、採用成功に向けて、お客様にとっての仲間であり、ガイドさんでもある存在を目指していきたいなと思いました。
●不便さの中に感じた豊かさ
富士山で食べるカップラーメンは美味しいとよく聞きますが...雷雨で1時間以上山小屋に非難をし、不安がいっぱいだった時に仲間とシェアしたカップラーメンの味は忘れられない!
当たり前のように暖かい環境で、水も食料もあり、綺麗な寝床があること。このありがたさは、登山中ももちろん、帰ってきた後にしみじみと感じました。
ただ、不便だからこそ団結することもありますよね。互いに知恵を出し合い、苦しいときには鼓舞し合い、助け合う、そんな「人の温もり」を感じる場面がたくさんありました。
物がたくさんあり、行きたいところにすぐに行けて、欲しいものがすぐに手に入る生活は確かに「便利」ではありますが、実は「豊か」ではないのかもしれないな、と思いました。
人と関わることが好きな私にとっては、ちょっと不便で、人の温もりやありがたみを感じられるくらいの環境が心地良いのかもしれません。
大自然を目の前に、自分だけではどうにもならない厳しさと、美しさと、豊かさを感じられた富士登山!頂上までいけなかったのは悔しいので、リベンジするその日まで、体力づくりを頑張ります。
今日はこの辺で!