【みぐさん日記】「地元で働く」ということについて考えた
作成日:2024.10.4
こんにちは。カミグチです。
本当は別テーマで書く予定でしたが、タイムリーなネタができたのでこちらを採用することにしました。
このコラム⇒https://www.puff.co.jp/column/20210825migu/
で書いてある内容にも一部リンクしてくるちょっとした読み物です。
もしよければご覧いただけたら嬉しいです。
もともと北海道生まれ、北海道育ちの私。
大学受験は東京の大学に行くつもりで(自分なりには)勉強していました。
ただ、客観的に努力が足りなかったのでしょう、第一志望の大学には不合格。
後期受験にも失敗し、浪人することになりました。
浪人した結果としても、結局当初の大学は受験せず、北海道の大学に通うことにしました。
もともと大学で東京に出たかったのは、
「なんでわざわざ実家から1時間もかかる高校に行ってまで北海道の大学に行くんだ。
それなら実家からバスで通える高校に行っても変わらないじゃないか。」
という少し僻んだ考え方を持っていたからでした。
浪人する中で、「別に北海道の大学が悪いわけではないよなあ・・・」という考えに至って
意地を張りすぎず北海道の大学への受験・進学を決意するに至ります。
就活する上での軸は前掲したコラムにもあるように「成長できる環境」としていた時期が長く、
もとより北海道に残るという選択肢は、私の頭の中になかった気がします。
「北海道より東京の方が成長できるだろう」 「新卒で東京に行かないと、行けなくなりそう」
この大きく2つの要因が、選択肢を狭める要因だったのではないかと思います。
さて、なぜ突然こんなテーマを書くに至ったかと言いますと、
北海道の企業さまに採用に関するご提案機会をいただいたことにあります。
これまで地元・北海道の企業さまの訪問をする中でも、
職サークルや他社さまのイベントなどをご紹介・ご提案する機会が多かったんです。
今回は集客領域ではなく、魅力付けに関わる領域に関するご提案なんです。
つまり、その企業さまのことを知るのはもちろん、北海道を飛び出して(?)東京にやってきた人間ではあるものの、
「自分がもし就活生だったら」という視点で提案を作った方が、よりよい提案になると思うんですね。
そのため、その企業さまがYouTubeで見ている動画を調べたんです。
その動画の中で話されていたのは、
「地方の人の中には、コンプレックスの塊のような人が多くいる。
後ろ向き・否定的に物事を見る傾向にあったり、『いつか誰かがやってくれる』と思う人がいる」
ということでした。
東京に出てくる前に自分の特異性を自覚することは多くなかった(もちろん、ネガティブだなあ、とか思ったりはしましたが)ですが、
東京に出て、仕事をやって、1人暮らしを丸3年半してみると、自分の特異性は嫌でも自覚させられました。
そんな自分を学生に憑依させてみると、あら不思議。
「東京にあこがれて大学で上京してみたけれど、周りに染まりたくない、と思う学生」の誕生です。
何が言いたいかというと。
企業の魅力付けの施策を考えるうえで、「第三者的に客観的に見る私」「その企業の採用担当者の立場になる私」「先ほど憑依した学生目線で見る私」
という3パターンから企業のこと、これまで実施している施策について調べて検討してみました。
それをやってみるとですね・・・「凄い会社!!」という感動を得るに至ったわけです。
凄く僻んだ言い方をすると、「北海道でも面白そうなこと、できるじゃん!?」と。
あ~。なんで学生時代に北海道の企業を全く検討しなかったんだろう。という後悔が出てきて。
それと同時に、「北海道に戻って働くのも、将来の選択肢の一つだよなあ・・・」ということを考えるに至ったわけです。
これまでは「北海道に戻らないといけなくなったら戻ろう」くらいの気持ちで、こだわりがないようで「東京に縋りつきたい」自分がどこかに居たのかな、と思います。
調べてみたら、僕の実家のある町にも1000社以上、本社がある企業がありました。(採用をしているかはおいておいて)
全然そんなこと、考えたりもしていなかったのですが。それでもそんなに企業は存在をしていて。
自分の見ている世界って、(広いと思っているけど)狭いんだなあ・・・と改めて実感するに至りました。
ここまでくどくど書きましたが、特段「じゃあ北海道にすぐ帰ろう」とかそういうわけではありませんw
就職活動中って、これまでの経験からくる考え方を基にした世界の中でしか社会を見られない。
それを打破してくれる外部環境に出会えることは結構稀なのではないかと思います。
企業側が、学生の色眼鏡(とあえて表現します)を外して、評価してもらうのも、凄く難しいと思います。
それでも、それを諦めた瞬間、採用が企業側でどうにもできない「運ゲー」と化してしまいます。
だから、採用担当の皆さまも、私のような採用にかかわる人間も「魅力付け」に関することを諦めずに試行錯誤していくことが求められると思うんです。
かく言う私は、これまでにないくらい、現在提案を任せてもらって作っています。
(もちろん諸先輩方にたくさん支えていただいてですし、拙い部分ばかりですが)
それでも、ここまでやらせていただいているからこそ、自分の考えにも気づけたと思うので、
各方面に感謝の気持ちでいっぱいです。
将来どうなるかは全くわかりませんが、採用と就活、よりよくできるように、私も継続して頑張ろうと思った、そんな出来事でした。
今日の夜も提案書作成、頑張りますw
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サムネイルの画像は、札幌行の電車でして、高校・大学の7年間乗った電車です。
もし北海道に行く機会があれば、長距離移動も含めて楽しんでいただければと思います!