STAFF COLUMN

スタッフコラム

人材の賞味期限

作成日:2017.1.13

こんにちは。田代です。

明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。

保坂さんのバトンを受け。
60歳まで働いたら…ん~想像つきませんね。
それまで、どこで何をしているのだろう。

今日は「働く場所」をテーマに一筆したいと思います。

tashiro

最近、人材の賞味期限はいつなのだろうと考えることがあります。


個人的には、新卒は3年 、中途入社は2年で結果を出せなければ、仕事内容を変えてみる、部署異動をする、はたまた会社自体を変えた方がいいと思っています。ちなみに、3年以上所属している人は、毎年が単年契約の勝負で、毎年価値が生み出さねばいけないでしょう。これは、ビジネスでも、プロスポーツの世界でも全く同じだと考えています。

こんなことを言うとシビアと感じるかもしれませんが、
そもそも、私はどんな人でも活躍する個性と能力はあると信じている人間です。
見捨てないのが信条です。

ただ、その人自身が

「その組織で活かせる能力を持っているのか」
「その組織で今求められているのか」
「現組織とウマが合うのか」

など、タイミングもとても重要だと思っています。

例えば、野球。

ピッチャーをやりたくて入ったけれども、みんなピッチャー志望でレギュラー争いが激戦だった場合。どんなに張り合っても試合に出られない世界というのは間違いなくあります。頑張っても芽が出ないのであれば、その強肩を活かして外野手やキャッチャー、内野のショートでもいいかもしれません。大事なのは、自分がどこで生きていくのか、どこで力が発揮できるのかを真剣に考えるのです。

所属チームを変えたら大活躍する選手もたくさんいます。努力するのは当たり前として、それでもどうしても超えられない壁はありますので、イチ選手としては、総合的に判断して自分の価値を最大限発揮できる場所が外にあるならば、外に出る選択も大いにありです。

読売ジャイアンツが、久々の大型補強をして注目を集めています。賛否両論ありますが、私はスポーツ界の中でも群を抜いて常勝を求められるチームなので、補強は当然だと思います。日本ハムに行った生え抜きG戦士・大田泰示選手は幾度となくチャンスを与えられましたが、結果的に実力とタイミングが悪くレギュラーを勝ち取れませんでした。球団が配置転換としてのトレードを選択したのも仕方がないですし、腐らずに次で活躍すればいいだけだと思っています。

選手生命の短いJリーグであれば、毎年頻繁に移籍があります。チームの顔である選手であっても、チームへの愛着以上に、自身の賞味期限や稼ぎを意識してシビアにチームを変更しています。

プロスポーツ選手でもビジネスパーソンでも。人は何がしの専門家、つまりプロフェッショナルなのですから、自分が所属に対して与える価値と鮮度を考えて動くべきだと私は思うのです。

さて、自分自身に戻ります。


冒頭申し上げたように、3年以上勤務しておりますので、私は単年契約、毎年が勝負だと思っています。サラリーマンはなんだかんだで会社に守られています。ただ、その環境にぶら下がっていては、成長できないし、そもそも情けない。複数年契約をしてほしい、終身雇用だなんて甘えるつもりはありません。毎年、新しい価値を生み出せないなら、契約していただいている組織に対してとても失礼です。私は自分の賞味期限を更新できなのであれば、今すぐにでも職を辞する思いです。それぐらいの気持ちで日々の業務に立ち向かいます。

2017年も組織に、新しい価値を生み続ける気概を持ち行動することを約束し、
本文の結びとさせて頂きます。

って、ちょっと固いかな。
年初なので、こんな感じで一筆しました。

※このコラムは2017年1月のコラムを編集再掲したものです。
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