仕事の幅が広がった理由
作成日:2017.4.20
タシロさんがのど自慢の予選会に応募したということで、
やはり歌うのはSMAPの「SHAKE」を、踊り付きでお願いしたいです。
見たことある人にしかわかりませんが、もし本当にそれをチョイスしてくだ
さるのであれば、予選会も見に行きたいくらい、、、もうサイコーです(笑)
さて。
タシロさんから、仕事の幅を広げていると言っていただき、
たしかに、営業も、司会も、制作の企画構成も、アウトソーシング部隊として
ナビ操作も、教育研修の企画や運営も、いろいろ仕事のできる幅が広がったかなー、
と改めて振り返っていますが、仕事の幅がなぜ広がったのかな、と考えると、
「来た球を、ひたすら受け止め、打ち返す」(キム蔵 心の俳句)
ということを、若いうちに続けてやってきたからなのではないか、と思います。
それは、球をただ待っているという、完全なる受け身の状態ではなく、
お客様や社内メンバーとの‟生きたコミュニケーション”があって、
だからこそ「受け取れる球」「拾える球」がたくさんあったのだろうと思います。
よくよく思い返すと、
「何とかやれないかなー」とか、
「こんなんできたりする?」とか、
「こういうのは興味あるんだけど」とか、
いろいろなご意見、時には無理難題をいただいて、その球を「無理―!」とか
「なんだかよくわからないけどやってみるー!」とか思いながら打ち返していたら、
自分自身がやったことない仕事はもちろん、パフ自体でやったことない仕事もやっていた、
なんてことになっていたような気がします。
その分、ご迷惑をおかけした方は数知れず……なのですが、
ありがたいことに、色々サポートしてくださる方がいて、なによりお客様も叱咤激励
してくださる方が多くて、這いつくばりながら、生き延びながら、なんとか経験や
知識を身につけてこれました。
今でこそ「営業!」「数字!」と意気込むことがありますが、若かりし頃はそんな
雰囲気はおそらく微塵も無くて「何かございませんか~」とひたすらお客様のところ
に訪問し、ささいなお悩みとか、ちょっとしたお困りごとをひたすら聞く、という
ことをしていました。
営業としては、結果につながらないと意味がないのですが、でも、そんな経験を
少しずつ重ねていくと、「こんなお困りごとには応えられる」「こんなことやって
みたらどうだろう」と、経験や知識をアレンジしていく糧になっていたはずです。
目指したいのは「スーパーサブちゃん」。
サザエさんに出てくる三河屋のサブちゃんですが、磯野家にいつも顔を出して
元気に挨拶をして、お勝手口まで上がっちゃうけど、家族全員、そして街全体に
受け入れられている。
磯野家に必要なものを聞いてお届けする立場ですが、きっと磯野家の好みを知っている分、
好みに合わせたものを提案できるし、新しい商品やサービスがあればいち早く提案できる。
街全体の情報も知っているので、いち早く世の中の情報を届けることができるから
「こうしたほうが良いですよ」と言うと、きっと受け入れられる。
コンシェルジュ、というとかっこよすぎなのですが、やはり、知識や経験を備えたうえ
だからこそ、提案できることがある。
そして、サブちゃんのように受け入れられる人間だからこそ、提案できることがある。
究極の、提案型進化形スーパーサブちゃんに、なりたいなあ、と思うのです。
まずは、ひたすらお客様のところに行き、ひたすら聞く。
仕事の幅を広げる、そのベースを作るうえで欠かせないものは、
それだったかもなと、しみじみ振り返ってみたのでした。