横山です。
先日放送されていた番組では就活生が、夜のオフィス街で双眼鏡片手に
志望企業の残業の実態を調査している姿が映っていました。
別のニュースでも、遅い時間や休日に志望企業に電話し、出た企業はウ
ソつきだと判定していたり。
ご自身で行動して確かめることはよいと思いますし、リアルな現場を見
ようとする姿勢はよいのですが、とても違和感があります。
それで本当に得たい情報は得られたのだろうか、と学生が心配になるのです。
そもそも
「得たい情報」は明確になっているのでしょうか。
近年の報道や周りからのウワサをもとに残業や休日出勤の有無を確認して
いるのではないかと思うのですが、
・どのような社会人になりたいのか
・どんな働き方がしたいのか
・プライベートも含めどんな生活をしたいのか。
によって一人一人知るべき部分は違うはずなのに。
学生と話していると「休暇」や「残業」を気にする学生がさらに増えた気がします。
どうして?と聞くと、
・旅行に行きたい
・家族との時間を取りたい
・心を休める時間がほしい
と答える学生が多いです。
私は昨年、定時で帰っている大学時代の同期と比較したら残業が多かったですが、
上記の項目は満たしています。
私なんかよりケタ違いに出社している大学時代の友人もいますが、満たしています。
もっと言うと、とても多忙な社会人ほど多趣味だったり第二の夢を追って頑張っていたりします。
一体自分は何がしたいのか、そのために最低限必要なことは何なのか、
それを明確にしていかないと情報に惑わされてしまって、自分の将来に結びつかないと思います。
…と説教じみたブログになってしまったのですが、
入社してから「こんなはずじゃなかった!」となる若者を少しでも減らすことができるように活動していきたいと思います。