就活生はお客さま?いいえ!レジリエンスが高い将来の仲間。心が通う採用を!
作成日:2021.6.18
おおきに!
カカこと石上です。
パフに入社して4年3か月目に突入しています。
本日のキーワードresilience「レジリエンス」
レジリエンス(resilience)という言葉の一般的な意味は、
レジリエンス(resilience)は、「脆弱性(vulnerability)」という言葉の反対に位置する概念です。
「自発的治癒力」といった意味で解釈してみると理解しやすいでしょう。
就活生はお客さまなのか?
先日、ある企業の社長とお話しをしていた時のこと。
社員数80名、社長自らが採用担当をされているのですが、社長がふとこうおっしゃいました。
「最近の採用活動は就活生がまるでお客さまかのような対応だよな」
これを聞いて、私はドキッとしました。
・職サークルのイベントで学生に対して「明るい表情」で「常に気を配っている」私
・企業の採用活動支援をする際に「学生が喜ぶことは何か」を常に考える私
・学生が「こんな場がほしい」「こんなことをしたい」といえば、とにかく実現に躍起になる私
こんな私がどこかにいるな、と感じたからです。
学生に嫌われたら終わり?
企業の採用成功のため、学生に就職活動を納得して終わってもらうため、と言いながら、実は私はただただ学生を「お客さま」として対応していたかもしれない。
「本当にこれをする意味があるのか」
「実現したいことに対してアプローチ方法はこれしかないのか」
「企業・学生両方にとってWINWINかつミスマッチのない採用に向かっているのか」
選考中の学生から「こんなこともしたいです」「こんな機会をもらえませんか?」と言われた時に、なぜそういった要望があるのか、と立ち止まって、彼ら彼女らと対話することを、もしかすると私は少しスキップしていたのかもな、と感じました。
その根底にある気持ちは「学生に嫌われたくない」という心。
今の新卒採用は「学生に選ばれるか」という点が非常に重要になっているからこそ、その気持ちが強くなっていたように思います。
しかし、重要なのは「嫌われる勇気」も持つこと。
「企業も就活生も人」
嫌われたっていいじゃない!だってミスマッチが防げるんだもん!
きっとお互いにコミュニケーションを対等にとれば、分かり合えることが見えてくるな、と再度立ち止まって考えることができました。
だからといって企業だって、偉くない!
一方で、採用活動は企業の顔でもあります。
仮にご縁がなく、入社というマッチングをしなくとも、学生にとって「就職活動で受けた会社」は、一生の記憶になります。
一方的な「採用する側」の姿勢を見せるだけの採用活動や、学生に寄り添わない選考などは、その瞬間は自社の採用がうまくいったとしても、これからの社会を担う若者にとって最悪の一社となります。
私なんかは、その方が他社に入社して、もしかしたら取引先になるかも・・・と考えられずにいられません!(採用担当に配属されたら超素敵です!笑)
採用活動って、本当に難しく、面白く、毎年違うストーリーが生まれますよね。
就活生は仲間!
私は社会人になって、パフに入社し、新卒採用に携わるようになってからは、売り手市場しか経験していません。
だからこそ「学生のために」「学生が求めることを全部!」と思って、仕事をしてきましたが、本当に本当にそれが正しいのか、ということを考えるきっかけになりました。
「就活生はお客さまなのか?」
みなさんはどう思われますか?
私の答えは・・・「就活生は将来一緒に働く仲間」
選ばれたい企業と採用される側の学生、心が通う採用を目指す!
自分も就活生も
レジリエンスを高め合う仲間になることができればきっと組織も社会も活性化します。
全国の採用担当のみなさん、これからも仲間探しの旅、ともに頑張りましょう!
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