【採用エンゲージメント】内定承諾後の学生の不安と安心について
作成日:2021.7.21
おおきに!
カカこと石上です。
パフに入社して、まもなく4年5か月目となります。
今月に入って、
2022卒の内定者から辞退の連絡があった・・・と悲しまれている人事の方を多くみるようになりました。
入社する前にミスマッチを免れた、という見方もできると思っていますが、それでも辞退はつらいものですね。
すべての企業と学生のみなさまのベストマッチな就職と採用につながることを願うばかりです。
さて、今日はある企業の採用担当者とお話ししていた時のこと。
内定承諾後の学生の不安と安心
「内定承諾後、いろんな社員に面談してもらったり、自社内の様子を動画や中継で見せたりしているんだけど、
内定者は“不安です”の一点張り。一方で、内定者期間のe-learningの話をしたら“安心します”と内定者が口をそろえて言ってきました」
という話。
これを聞いて私は「なんだかなぁ」と思ってしまいました。
会社が用意した学習環境(e-learing)に対しては
「安心」できて、
自ら情報を取りに行く必要のある面談や社内見学については
「不安」。
たしかに組織に入る以上、その組織内に「どんな活躍フィールドがあるか、フォローアップ環境があるか」というのはとても大切ですが、一方でそれに頼る、というのは違和感があります。
最近思うことは、
企業側が学生に「気を遣いすぎていないか」ということです。
「自社を選んでほしい」「自社を好きになってほしい」その一心で、学生が求めることを「すべて対応してあげたい」と思うことは、素敵なことです。
しかし一方で、学生がその対応に慣れてしまうと、入社後もそれが当たり前、になってしまうという危険性もあります。
「会社が何をやってくれるかな」「会社が用意してくれないからできない」といったように、受け身で現場を悩ます社員が生まれてしまいます。
仕事に取り組む姿勢やあるべき姿って、企業によって本当に異なると感じていますが、
どの企業も「自ら考え動く力」というのは、必ずといっていいほど、人材要件に入っています。
ぜひ、採用活動から「自社の仕事への取組みスタンス」を学生のみなさんに伝え、ミスマッチのない、能動的で不安がらない採用の実現をしていただければと思います。
ちなみに、パフの場合は・・・
・パフ社員にヒアリングしてプレゼンをする選考を実施し、自ら考えて質問を積極的に行う力が必要であることを伝えている
・選考中学生から「こんなことしてほしい」と言われた際、相互理解において意味のないことであればお断りする
・過去の出来事や経験を聞き、用意された環境がないと活躍しづらい方には不合格メールでそのまま伝える(パフには万全な環境を用意することはできません等)
ちょっとしたことでかまいません。
自社の仕事への取組みスタンスを採用時から伝え、体感してもらい、共感してもらう。
お互いにとって「不安な状態」から脱却できればな、と思うばかりです。
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