表現する責任~能動的なコミュニケーションについて考えてみました~
作成日:2021.10.20
こんにちは!パフ4年目のアクネです。
こちらの採用担当者さま向けのコラムを書くのははじめてとなります…!
(スタッフコラムリニューアル後、学生向けのコラムを書いておりました)
こちらでも有益な(?)情報を書いていければと思います。
みなさま、どうぞお手柔らかにお願いします。
さて、今回は学生と話していて、
「学校生活で学んではいないけど、このチカラって必要だよな…!」と感じる能力について書きたいと思います。
それは、
コミュニケーション能力です。
※「またか…!!」と思わないでください!以下できちんと説明しますので…!!
私なりに、この使われ過ぎて使い古された言葉を分解すると
0)自分が感じていることに敏感であること
1)分からないことがあったら自分で聞けること
2)質問を受けたら、相手が納得いくまで説明できること
3)少しでも「おや?」と違和感を覚えたら、その言動の背景を相手に確認できること
この3つ(4つ)だなと思います。
学生とのコミュニケーションの中で、どのような場面で活用できるか、
一つずつ見ていきましょう!
0)自分が感じていることに敏感であること
これは健全なコミュニケーションをとる上での"土台"だと感じています。
なぜ嬉しいのか?悲しいのか?憤りを感じたのか?
「こんな気持ちにさせるあいつが悪い!」と思うのではなく、
自分がなぜこんなに反応するのかを自覚しておくことは大事だと思っています。
※自覚した感情をそのままぶつけるのはまた別ですが…!
「○○するべき」ではなく、
「私はこう思った」で始めるのが
心を開き合えるコミュニケーションの始まりだ、と感じています。
1)分からないことがあったら自分で聞けること
授業や研修など、至るところで存在する「質問はありますか?」という問いかけ。
みんなが見てる前で質問するのが恥ずかしい、後からでも聞けるから…など
色々理由は挙げられますが、「自分の想定外の範囲に出るのが怖い」と感じている方は一定数いると思います。
アクションを起こすことで自分が想像していなかったことが起こるかもしれない、と思ってしまうことで尻込みしてしまう。
学生に対しても、
怖さ<<<情報収集したい!聞いてみたい!にシフトさせる仕掛けが必要だなと思います。
2)質問を受けたら、相手が納得いくまで説明できること
私の26年間の短い人生経験の中でも「物分かりの良さ」=多くを聞かなくても理解できる力 が評価される場面は多くあったなと思います。
しかし、果たして本当にそれが良いことなのでしょうか?
"多様性"が叫ばれる今日この頃、理解し合うためには互いに「なぜ?」を問いかける権利があると思います。
「それくらい分かってよ」ではなく、学生も、企業も、分かってもらうために説明することを惜しまないでいただけると良いなと思います。
3)少しでも「おや?」と違和感を覚えたら、その言動の背景を相手に確認できること
波風を立たせたくない「事なかれ主義」が、相手との距離を遠ざけてしまうこともあります。また、セクハラ、パワハラなどの問題は
「相手の言動が意図することを読み違える」ところから始まっているように思えます。
少しでも違和感を感じたら、勇気を出して相手に確認する。
相手の無知からかもしれないし、ただ認識が自分と違うかもしれない。
悪意があるかもしれないし、お節介かもしれない。
大切なのは、相手から引き出した言葉を、色をつけずにフラットに認識すること。
期待しないで丁寧に見つめる、のが良い向き合い方なのではと思います。
長くなりましたが、「相手の気持ちを汲み取れる」「場の空気を読む」ことよりも大切なのが、上記の「説明できる力」「質問できる力」だと思っています。
学生も、企業も、恐れず対等に向き合うために。
こんな力をみんなで使いこなせる世の中になったら良いのになと思う、
今日この頃です。