仕事は心だ。マーケティングとは、相手を喜ばせること。ビジネスそのものだ。
作成日:2022.8.22
おおきに!
カカこと石上です。
パフに入社して、5年と5か月目に突入しました。
先日、ある本を読みました。
エステーの「消臭力」をはじめとした数々の大ヒットCMを手掛け、マーケティング業界
では知らない人はいない鹿毛さん。
私が今通っている経営大学院の講師も務められていて、先日その授業を運良く受講するこ
とができました。
マーケティングの授業初回。
冒頭から「君たちは小学生か?!」と各自が実施してきた予習(宿題)に対してこっぴど
く叱咤が入りました。
「マーケティングは誰を喜ばせたいか、だ。ビジネスそのものなんだ。君たちは、誰をどんな風に喜ばせたいんだ。」
大学院に通い始めて11か月。
少しずつ慣れてきて予習を「それっぽく」やっていた私には衝撃的な授業でした。
世の中に溢れる「セグメンテーション」「ターゲティング」「ポジショニング」や
「4P」と呼ばれるフレームワークに縛られてしまい、このフレームワークにはめれば
OK!と思っていた自分自身にハッとさせられた瞬間。
思わず、授業後に鹿毛さんに「今日はありがとうございました。私の気づきと学びを共有
します」とメッセージを送ったところ、マーケティングへの考え方とともに一冊の本をご
紹介いただき、それが、『「心」が分かるとモノが売れる』だったのです。
さすが鹿毛さん。
ダメもとで、返信はかえってこないかな~と思っていた私に対して、アツいメッセージの
あとにご紹介いただくと、思わずAmazonでぽちっとしてしまいました。プロのマーケタ
ーですね(笑)私はあの瞬間、とても喜びました。
そして、私にとってこの本は大切な一冊となったのです。
なぜなら、
いわゆるビジネス・経済書で涙した最初の一冊だったからです。
もともと泣き虫・感極まりやすい私ですが、これまでさすがにビジネス・経済書で涙した
ことはありませんでした。(自己啓発本、アクション映画はすぐに涙します)
しかし、この本はジャンルこそビジネス・経済書ですが、鹿毛康司という一人の人生の文
学書を読んでいるような感覚でした。
喜怒哀楽が目いっぱい詰まっていて、鹿毛さん自身が社会(お客さま)というものから喜
ばせてもらって、そして、それをまたお客さまの喜びにつないでいく。
鹿毛さんからマーケティングを学ぶためにこの本を読み始めたのですが、学んだことは人
としての生き方やお客さまとともに生きていく喜びでした。
もちろん、喜びの裏には想像もつかないほどの強烈な挫折や不安、失敗や怒りなど、多く
の感情が渦巻いています。
マーケティングとは、相手を喜ばせること。ビジネスそのものだ。
授業冒頭に声高におっしゃった鹿毛さんの言葉がとても印象的でした。
そう思うと、私が今やっている「営業」という仕事も「採用」という仕事も「マネジメン
ト」という仕事もきっとすべて「相手を喜ばせる」ことにつながるな、と思います。
そう思えば、時につらく大変だったりしても、その分楽しさや嬉しさがあり、それが仕事
そのものだな、と思いました。
よし、明日からも誰かを喜ばせられる仕事をするぞ!