旅慣れない人が10年ぶりに海外旅行。心理的安全性と数字を使った外国語コミュニケーションの重要性を再認識した話
作成日:2023.9.1
ツル@シス担です。
今回はただの旅行記です。
先月、上海に一週間旅行に行きました。
10年ぶりの海外。昔は巨大スーツケース2個と段ボール2箱と未就学児を連れて一人で8時間の海外フライトと3時間の国内移動していたので、まぁなんとかなるだろうと思ってはいたものの。いろいろ失敗。
まず、荷物の重量オーバー。25キロくらい大丈夫だろうと思ったら、23キロまでですと職員(研修生)に突っぱねられる。二人分で重量内だからいいでしょう?と交渉したが、詰め替えろの一点張り。よりによって研修生に当たってしまった不運。
詰め替えはかなりぎっしり詰めていて困難だったのと時間的な問題もあり、断念。超過料金を払いました。
あとで気が付いたけど、クレジットカード会員特典でそもそも超過20キロまでOK、そもそも手荷物預けの列にならぶ必要もなかったのでした。そして子供分のマイルの登録も失念。
現金がない社会は心理的安全性が高い社会
10年前はタクシーでぼったくられたとか、25年前はこんな目にあったとかコワイ話も聞いていた上海。現在は旅行者にとっては安全安心な街でした。
なぜなら現金が使えないから。
決済は身分証明IDが紐づいた、アリペイがすべて。お互いの身元が割れた状態でのやり取りでごまかしなんかしても証拠が残るだけ。スリやぼったくりの心配もない。
自動販売機や改札機やレジも現金やレシートの紙やクレジットカードのシステムを作る必要がないので機械自体非常にシンプル。きっと製造コストも低いでしょう。
なんでも複雑化しすぎて世界で売れなくなった日本のメーカー製品とつい比べてしまいます。
レストランもメニューをQRコードで読んで自分で発注。店員さんと会話も最低限で済む。
アリペイを外国人で使えるようにするまでは結構面倒でしたが、とにかく安心で便利。
ユーザの選択肢を限定してしまうということでサービスを徹底的にいきわたらせる清々しさ。
厳しい管理監視社会で暮らすことへ抵抗はもちろんありますが、短期旅行者には安心。
数字を使った外国語コミュニケーションの重要性
語学学習は大嫌いな私、今回は何の準備もせずに行きました。
例えば以下のやり取りを中国語で行うわけです。
例1:
6泊7日のうち5泊、夫の家具清掃サービス付きアパートメントの空室を追加予約。
1泊だけ老舗ホテルを予約。
アパートの支払いが6泊になっていたので差額を返金してほしい。
例2:
メニュー表記も全く読めない点心屋で、1人前?個入の餃子、全部で10個ほどほしい。
1人前そもそも何個なの?が聞けない。
例3:
市場の値段はだいたいなんでも500グラムでいくらという表記、ドラゴンフルーツとマンゴスチンと青菜とトマトとキュウリなど買って、予算オーバーになったので、やっぱりちょっとマンゴスチンは高すぎて2つ減らしたい。が言えない。
こういう交渉を昔は自分で外国語でやっていました。が、中国語(マンダリンと上海語も結構ちがうらしい)は全くわからない。
翻訳ソフトはかなり便利だけど、相手の言っているとっさの早口の中国語の数字と単位とYESNOが全く分からない。大声で怒鳴るように言われるとびっくり。(海外に来た感じがして懐かしい。)
数字と単位とYESNOくらいは聞き取れると便利だなと思いました。(今回は、夫が中国語で対応)
おいしいものもあれこれ食べたし、日本人があまり行かないようなところも観光できたし、洗濯もできるから毎日ランニングもできたし、炊事もできるので市場であれこれ買って簡単に調理もできたし、旅と日常の中間のような楽しい旅でした。
個人的には上海博物館の陶磁器とフィレンツェのウフィツィ美術館展が良かったです。
写真は有名な夜景スポットとその中心にある老舗ホテル。
ウエルカムスイーツとなぜか備品のガスマスク。
スイートルームにアフタヌーンティ、飲み放題ハッピーアワー、充実朝食、館内ガイドツアー(シャイニングの舞台みたいで楽しい)、事実上貸し切りプール(客より従業員のほうが多い)で結構お値打ちでした。興味ある方は聞いてください。
夜景も素敵だけどものすごい人。朝は人もまばらで走りやすかったです。
次の課題はマルチビザの取得と上海語での数字とYESNOの聞き取りです。