半数以上の若者が「できれば仕事をしたくない」!? Z世代と向き合うには
作成日:2022.9.1
こんにちは!横山です。
あっという間に9月ですね。
日によっては涼しい日もあり、もう秋も近いのかなと感じる今日この頃です。
さて、今回は先日見て驚いた記事について書きたいと思います。
若者の就業観の変化を5年ごとに調査している報告書を見ていたのですが、
なんと、2021年の調査では
「できれば仕事はしたくない」と回答する若者が50%以上。
20年前の2001年調査からは約20%もアップしています。
参考:労働政策研究・研修機構「第5回 若者のワークスタイル調査」
他の調査でも
「自分自身が成長することについて、どのように考えますか」
という問いに対して
54%の若者が「無理のない範囲で業務に取り組みたい」と回答。
とても省エネ体質でした…。
参考:JMAM「【イマドキ新入社員の仕事に対する意識調査2021】Vol.3」
うっすらとは感じでいたものの、
そこまでの割合だと思わず、
そして私が入社した年(2015年入社)からも
どんどん価値観が変化しているのだなと実感しました。
全員が全員そうではないにしても、
半数が働きたくないと思っている中で、
「成長するにはとことん経験だ!行ってこい!」と放たれても
温度差が生まれてしまうことがわかります。
私たちとも、
その上の世代の方々とも、
今選考を受けてくる学生さん、今入社してくる新入社員の方々は
感覚がまるっきり違うので、
私たちの経験談や成長ストーリーはそっくりそのままでは通用しないのです。
また、今の世代の方々と話していると
「自分自身」を大切にしている方が多いなと感じます。
帰属意識が薄いのもその観点が関係しているかもしれません。
「自分らしさ」を発揮できる仕事がいい
「自分」が力を発揮できるのかどうか不安
「自分」の時間(プライベート)も最大限確保したい など。
採用活動においても、育成においてもより「個」に向き合うことが求められます。
前述の5年ごとに見た若者の就業観の変化を見てみると
「一つの企業に長く勤める方がいい」という回答も
ここ5年でガクンと落ちています。
転職市場が広がっていることや
転職への世の中のイメージが変わってきたことも
要因としてあるかと思います。
その価値観の変化に伴い、
入社後3年、5年でどのように成長できるか、
を知りたいという声もよく聞きます。
もちろん10年後を知りたい方もいるかとは思いますが、
10年かけて成長するのでは遅いとおっしゃっている方もいました。
短いスパンで成長しようと思うことは、
受け身だと良くないのですが、
自分で考え、中身の濃い成長であれば、
たとえその企業に勤める期間が一生でなかったとしても
企業にとっても良い影響を与えるのではないかと考えます。
そうすると、
転職ありきのキャリアを否定せず、
それを一緒に形にして
本人にとっても自社にとってもwin-winな関係性を築くといった観点も
今後はあってもよいのではないでしょうか。
キャリアの向かう先が
昇格だけでなく転職含め多岐に渡ることで
こちらもまたより「個」に向き合う必要性が高まってきます。
今パフではまさに
若手社員全体の課題に向き合う研修と、社員一人ひとりに向き合う研修を組み合わせた研修3年化計画を進めています。
表面上の力をつけるのではなく、
より内面的な、個々の価値観や考えを活かして
一人一人の成長を促す研修です。
ご興味ある方はぜひお声がけください!