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スタッフコラム

社長3年目吉川が気づいた!社員が主体的に勉強する「知性あふれる組織」をつくるには?

作成日:2022.9.2

皆さん、こんにちは。気づけば8月も終わっていました。夏の終わりを感じる今日この頃です。

新米社長の今週の吉川は、社長業の大仕事のひとつ「株主総会」の招集通知の確認をしたりしています。

 

さて本日は、この1か月ぐらいずーっと考えていたことに対して、いったん結論めいたものが出たので、そのまとめを書かせていただきます。



題して「“知性あふれる組織”をつくるには?」です。

 

会社は社長の器以上にならない


これ、よく聞く言葉ですよね。社長になる前は「そうそう!」と共感していましたが、いざ自分が社長になると、グッとくる言葉です…。良い会社にするには、自分がバージョンアップしないと!と、いう焦りのような気持ちがずっと続いていました。

 

「色んな人に会って学ぶ」ということが制限されている最近の私の情報収集は、信頼している方が発信している記事やブログを読むことです。

 

私が毎日読んでいるブログはこちら。

 

パフの監査役の赤坂さんが毎日更新しているブログです。

人事関連の最新知識、大量な仕事をスピーディーかつ美しく進めるPowerPointやExcelの使い方ノウハウ、人事のプロになっていくまでのご自身の約30年のキャリア物語など、ナレッジ、スキル、マインド、視座を磨く情報が満載。しかも通勤中に5分程度で読める文章量なのもおススメです。

 

様々な、情報を得る中、最近私が注目していたキーワードは、こちら。

リスキリング


リスキリングとは、今後新たに発生するであろう業務で役立つスキルや知識の勉強をしてもらう取り組みのこと。自分が身につけるためにも、社員たちが積極的に学び、知性あふれる組織にするためにもこれは重要だ!と注目していました。

そこでまた、赤坂さんのブログがヒントに・・・

ここで紹介されているパーソル総合研究所さんの調査データでハッとすることがありました。

 

リスキリングを進めるうえでのポイントは以下の2つ。

1)普段の業務目標が明確になっていること

2)上司自身が新しい仕事のやり方を探索していること

 

特に2)については、上司が、常に新しい市場やサービス領域の知識やスキルを学んでいるということに加え「柔軟に仕事のやり方や範囲を変える」ことも、社員である部下がリスキリングを行うために重要とのこと。

 

上司の柔軟な姿勢が大切


 

この結果には、かなりハッとしました…。

 

勉強をしてもらうには、自分が勉強しないといけない。これはなんとなくそうだろうと思っていました。

 

が、上にいる人が変化を受け入れる、新しいやり方を取り入れる姿勢を持つことが大切というのは、新たな発見でした。

 

勉強したことを使って、何かにチャレンジできる場づくりが大切なんだぁ…となんとなくリスキリング推進の方向性が見えてきたところで、素敵な言葉に出会いました。

知性は勇気のしもべだ


今週、パフの創業にも関わった大尊敬する方の講演を聞きに行った際に知った言葉です。

 

小林秀雄さん(昭和の批評家)のセリフだとのこと。小林秀雄さんは日本最大の知性と呼ばれる方。その知性の代表者が“勇気”こそが必要だと説いているというお話でした。

 

考えてみれば、余りあるくらい知性があっても、それを発揮する場所がなければ、意味がないし、充実感もない。自分の周りがよくなる、さらには世の中がもっと良くなることに自分が磨いた知性を使えたと実感できたほうが、より一層学ぶ意欲がわくし、学ぶことが楽しくなるよな・・・。

 

であるならば、知性あふれる組織をつくるために私がやることは、学ぶ大切さを説くことよりも、チャレンジする勇気を育むことなのではないかな、と思いました。

 

では、勇気を育むには、何が必要なのか?

 

またモヤモヤウジウジ考えるタイムに突入です。

「大丈夫だよ」と言う


それを晴らしてくれたのが、入社8年目の横山さんとの面談でした。

横山さんは、パフの知性をギュッと詰め込んだコンサルグループのメンバー。

コンサルティンググループのメンバーは日々、難易度&複雑度の高いものすごい量の仕事を短時間でやってね!と言われる人たち。入社8年目であっても、横山さんがこれまで経験したことのない仕事が日々、バンバンふってきます。

 

面談では、「やったことない仕事を怖がらず取り組めるのはどうして?」と質問しました。

 

するとこんな回答をもらいました。

「小さい頃、母がいつも『大丈夫』と言ってくれてたんです。前向きになれないことも、その言葉を信じてやってみたら、意外とできたり、面白かったりしたことが多かった。だからどんな時も大丈夫だと思えるクセがついたのかもしれません」


結論。知性あふれる組織を作るには、勇気を育むこと


・リスキリング推進に大切なことは、上司が、柔軟にやり方を変えていく姿勢をもつこと


・物事を進めるには、知性よりも勇気が大切


 勇気をもって物事に取り組めば、自然と学びたいという気持ちが湧いてくる


・勇気を育むには、「大丈夫だよ!」と伝えることが効果的。送り出す側が本人を信じて任せる勇気をもつこと



1か月ぐらい考えていたことの結論は、こんな感じでまとまりました。

 

今日からは、社員のみんなには

「大丈夫!やってみよう!!」と声をかけていこうと思います。


 

しかし…、私の勇気は誰が育んでくれるのか…?

いや、自分か。甘えるな、ですね…。自分自身にも「大丈夫!」と声をかけていきます。

 
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