おすすめ書籍~「問いのデザイン」を読んで~
作成日:2023.5.30
こんにちは!林です。
先日、対面の合同説明会に参加しました。
オンライン就活をしていた私にとって、対面の合同説明会に参加するのは初めて。
文化祭のような活気あふれる会場、たくさんの企業から声がかかる学生をみて、
「私も体験してみたかった~!いいな~!!」と羨ましい気持ちになりました(笑)
お目当ての企業に一直線な学生もいれば、ブースでの説明には参加せず、満遍なく企業の人とちょっとずつお話して回っている学生も。合説の活用の仕方は様々ですが、とにもかくにも今から動き出ししている学生がこんなにもいるんだな...ということを体感できました。
さて、今日は最近読んだ本「
問いのデザイン」を紹介します!
営業においてお客様と採用課題についてお話する中で、なかなか問題や課題を聞き出せない、合意できない...と悩んでいた時に、「営業でヒアリングする上でとっても参考になるよ」と、友人に紹介していただきました。
周囲と「本当に解くべき課題」をどのように設定し、解決に向かうのか。そのための思考法やスキルについて、わかりやすく書かれている本です。
問いとは何か?問題と課題の違いは?といった定義の話から、課題設定のプロセスや注意点も明記。また、後半にはファシリテーションやワークショップデザインにまつわる技法も紹介されています!
「問題と対峙するときの思考法」が、個人的に興味深いテーマでした。
思考法は全部で5つありますが、個人的に「自分、あんまりできていないな~」と思ったのが「天邪鬼思考」。「そもそもこれが問題なのだろうか」というように、議題に対してナナメに構える思考法です。
そのほか、「素朴思考」や「哲学的思考」等、様々な考え方を掛け合わせながら問題と対峙することで、よりその問題の本質が見え、「解決するべき課題」がみえてくるとのこと!
良い問い、良いアイデアを出すの苦手だな~と思っていた私ですが、この考え方を頭に浮かべながら議論に臨むことで、様々な角度から問い立てができるなと感じました!
そのほかの思考法やかけ合わせ方が気になる人は、ぜひ読んでみてください。
人と話しながら「課題を合意する」って、改めて難しいものですね...。
起こっている事象の見え方、捉え方も人それぞれなので、まずはそこのすり合わせから。
また、解決するべき課題は何なのか?を決めていく過程でも「つくっては壊して、磨いて」を繰り返し、慎重に、多角的にその問題と向き合うことで、解決するべき課題がどこにあるのか?がみえてくるなと感じました。
普段の仕事のあらゆる場面で活用できる思考法が詰まっており、どんな人にもおすすめしたいなと感じていますが...
特に、複数人で話し合いをする中で「いいアイデアが生まれない」と感じている人(自分に対してでも、メンバーに対してでも)や、組織の課題や解決策を考える中でモヤモヤしている人(採用担当者の方々もきっとたくさん悩みがあるはず...)。
また、ファシリテーターとして議論を活性化させたり、参加者に気づきを与えたいけど、うまくいかない...と感じている人におすすめです!
読んだことあるよ~という方、ぜひ感想シェアしましょう!
それでは!
答えのない問いにモヤモヤ!対話の練習をしたい人は
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