待ち時間のワクワクとイライラの違い
作成日:2023.6.20
ツル@シス担です。
ワクワクして待つ時間とイライラして待つ時間の違いについて考察してみました。
■イライラの例
観光ビザで行けない国(中国)に行くので、先日ビザ取得に行きました。
個人でビザの手続きを行うのはなかなか難しいとのことなので代行業者にお金を払って手続きを依頼しました。
某ビジネスビルロビー12:30集合の約束
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到着するとビジネスマン風の9割方男性が100名以上、並ぶでもなくなんとなくそこにいる。
┗本当に集合場所がここでいいか不安になる。
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受付の場所はどこか?そもそも受付しているのか?だれが「係の人」「担当者」か分からない。
┗いや非常に分かりにくいだけか?その道のプロには分かるのか?
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首になにか名刺っぽいものをかけている男性1名女性1名が汚いキャリーバックに書類をパンパンに詰めたのを広げている。
┗あとでわかったがその場にいるすべての人のパスポートとか戸籍謄本とか申請書類一式。超個人情報なんですけど。。。。
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「あ、きっと係の人だ!」話しかけたら受付の人だったので自分が到着していることを確認してもらう。
┗「わかりました。」それ以外のアナウンスがない。どうしろというの?
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集合時間をすぎて待つこと1時間以上、受付の女性がぼそぼそと全体にむかって話している。
┗何を言っているか全く聞こえない。
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皆がぞろぞろと移動したので仕方なくついていく。ロビーから移動し2階に移動、看板もろくにない会議室に通され、そこからさらに待つこと1時間。飛び交う中国語はもちろん分からない。
┗どんな順番で呼ばれるのか?どのくらい待つのか?何を聞かれるのか?説明一切なし
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やっと呼ばれたとおもったら期限が切れたパスポートも必要だといわれる。
┗必要書類になかったし。聞いてないし。。さらに追加の書類とサインをその場で記入。
あとで聞いたら一度でも中国に入国した履歴があると過去のパスポートも必要になるらしい。取りに帰れと言われた人が呆然、がっかり、している。
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やっと自分の順番、指紋と顔認証を行う(所要時間5分もかからず)
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やっと終わったと帰路につき、電車で家に到着する直前に電話
「指紋が鮮明じゃないからもう一度こい」と。
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再度会場まで戻る。。指紋認証を行う(所要時間5分もかからず)
必要な作業の時間は5分、手戻りがあったけど10分
待たされた時間の合計3時間
移動時間往復2回3時間
事前の書類の準備もなんだかんだと面倒で、時間がかかりました。
海外のお役所系手続きってこんなだったなーとちょっと懐かしくもありますが、
10分タスクに待ち時間等で6時間の拘束。いつ呼ばれるか分からずトイレにも行けない。
とにかく消耗、イライラする時間でした。
代行業者を通さずに自分で申請にきていた初老の男性はたらい回しにされていて、もっとお気の毒な感じでした。
■ワクワクの例
東京ドームSnowManライブに行ってきました。(急病の友人の代打です。)
開場一時間前に待ち合わせ
公式グッズ購入も整理券で時間別に購入
┗ペンライトの色が変わるのねー(何も知らない自分)
楽曲毎に代わる照明、スモーク、炎。遠くの観客にもきちんとアピールする動く舞台の仕掛け。
┗女子たちのわーきゃー言う黄色い声、その場にいる皆が興奮しているので高揚感。飽きない。
1時間後MCタイムで着席誘導
┗やったー座れる。話も飽きない。
フィナーレ後アンコール3曲
┗アンコール用のサプライズの仕掛けもあった。飽きない。
知っている曲は3曲くらい?しかなかったですが、
待ち合わせからトータル4時間、楽しく時間をすごせました。
立ちっぱなしは不安だなと思いましたが、適宜座る時間も指示があったり、毎曲演出がちがった雰囲気で、飽きたり気持ちが途切れる瞬間がありませんでした。演出を考える人はすごい。
結論
スケジュールが見通せ、適度に過ごしやすい空間にいる状態。待つ側に少しの期待を持たせつつ、期待を超える演出
=ワクワク感が高まる
待った結果、何が起こるか分からない、スケジュールも見通せない、不快な空間にいる
=イライラが募る
ということです。
待っている相手にワクワクしてもらいたい、もしくは心地よく時間を過ごしてもらいたいと思ったら気を付けるポイント。
飽きない演出
ポジティブな驚き
想定時間を伝える
適宜な休憩
心地よく待っていられる環境
説明会等々イベント運営全般や来客対応など社会生活全般でも大事なことだとシミジミ思いました。