ビジネススクールの大会に出てみた!地方や地域こそ日本を支える!そしてその根底に「人」がいる
作成日:2023.11.27
おおきに!カカこと石上です。
パフに入社してまもなく6年9ヶ月目が経とうとしています。
先日、日本ビジネススクール・ケース・コンペティション (JBCC) という大会に出場してきました!
JBCCとは
日本ビジネススクール・ケース・コンペティション (JBCC) は、日本企業が抱える問題をテーマにビジネススクール生が課題を抽出し、解決に向けた戦略提言を競う大会です。
※サイトから引用
9月に予選があり、先日11月26日に本選があり、セミファイナル(準決勝)とグランドファイナル(決勝)が開催されました。
私はセミファイナルで敗退してしまい、グランドファイナルには出場できなかったのですが、とても勉強になり、楽しい時間でした。
実はこのJBCC、授業一つ分くらいの負担がかかる大会で恥ずかしながら両立がとても難しかったです。
決して両立や要領ができるタイプではないため、授業も全然追いつかず、レポートも間に合わず、そして仕事も適宜休暇を取らせてもらって・・・と各方面に負担もかけつつ取り組ませてもらいました!
今回の大会のテーマは「地方創生」。
愛媛県にある架空の会社「アイヒメ」を題材に、自社の経営、そして地方創生について考えます。
アイヒメは、創業100年ほどで従業員数1500名程度の地元優良企業。
「愛媛の人と街とともに」という企業理念のもと、電車やバス、タクシーなど交通インフラから始まった企業で、今はスーパーマーケットやホテル事業を展開しています。
愛媛県出身者が7割で、社内のコミュニケーションは活発。とはいえ、インフラ企業として長く事業を展開してきたことから、外向き志向や県外の情報をキャッチアップする、といったマインドが少し弱い点があります。
そんな中、首都圏にある大手不動産企業から、一緒に愛媛空港(架空)のコンセッションに参加しないか、と声がかかりました。
コンセッションに参画すべきか、そしてアイヒメのこれからの成長戦略はどうあるべきか。
今回はそういったお題でした。
昨年も同じ大会に参加し、別のケーステーマだったのですが、その際は予選敗退。
今年はメンバーとご縁に恵まれて、予選に通過し本選への出場となりました。
私のチームの提案は・・・空港コンセッションを起爆剤に観光地開発や新たなホテル開発をおこない、交流人口を増やし、産業を活性化させ、小売りのDX化や交通網の再編をおこない、住みやすい・観光しやすい環境を整えて、街づくり事業に参入する。
具体的には、商業棟や住居棟を町中に建設し、愛媛県が推進しようとしているコンパクトシティの実現を後押しします。
結果的には、決勝まではすすめませんでしたが、本当に楽しく、学びの深い取り組みでした。
大会当日は一日がかりで、いろんなチームのプレゼンを聴き、決勝に進出したチームの内容に感動し、学びが多かったのですが、何よりもおもしろかったのが、大会の特別協賛ならびに審査員を務めている、株式会社経営共創基盤 IGPIグループ会長の冨山和彦氏の講評の言葉でした。
「人口減少要因は少子高齢化。だから、生産労働人口が減っていき、労働力が足りなくなっている大労働供給性社会になっていく。これからの経済を担うのは、各地域のローカルビジネス。GDP7割、雇用は8割を担うローカルビジネスこそ、付加価値労働生産性で日本が競争優位性を取れる」。
普段暮らす中では、地域での人口減少などでネガティブな形で伝えられることが多いですが、冨山さんの言葉は「むしろチャンスであり、日本の原動力である」というメッセージが感じられ、とても前向きにというか、元気をもらったコメントでした。
そして、人材業界にかかわる一個人として、この話を今後もっと深掘りしたい!と強く感じた瞬間でした。
改めて、貴重な機会を提供くださったJBCC実行委員のみなさま、同じチームメンバー、手助けをしてくれた方々、チャレンジを応援してくれたパフの仲間や家族に感謝を申し上げます!
※参考までに当日のプレゼンの様子です!
私はAブロックのトップバッターでニコニコしています(笑)発言は特にありません!