【若手育成】自ら向上心をもって“成長”へと向かう仕組みづくりとは?
作成日:2024.1.31
こんにちは!横山です。
2024年に入ったと思いきやもう1月も終わりですね…!
今回は若手育成に関する話題です。
向上心・主体性は育てられるのか?
若手育成のお悩みを聞いていると、
「もっと向上心を持ってほしい」
「自分から主体的に動いてほしい」といったお声を多く耳にします。
しかしながら、このような意識へと本人を変えることは
なかなか簡単なことではないですよね…。
当たり前ですが、
ストレートに「向上心持ってね」「主体的に動いてね」と言ったとしても
表面上そう振る舞うことはできるかもしれませんが、
本当の意味で自発的に動くことはできません。
若手本人からしても
「やらされているからやる」という感覚かと思います。
若手社員の心を動かすには?
では、心が動くのはどのようなときなのでしょうか。
そんなことを最近よく考えます。
状況や性格も異なるのでさまざまあるかとは思いますが、
その一つの手段としては
・今の自分を見える化する
・その上で自分以外の人からヒントを得る
のもよいかなと思います。
そもそも、自分が今一体どういった姿なのかは、
周りに的確に言語化してくれ、それを積極的に伝えてくれる人がいない限りは
なかなか知ることができません。
また、どのような観点から見える化したらよいのかも難しいところです。
成長への“ヒント”を得られるワーク例
先月開催した1年目社員向け伴走型新人フォローアップ研修の第三回では
自発的な成長を促すヒントの一つ、といった観点で
このような項目を設けてみました。
自分の仕事でのこだわりを可視化するシートです。
このサンプルは私の仕事でのこだわりを書き表したシートですが、
これを若手社員にもまず書き出してもらいます。
その上で今後のヒントを得るべく、
先輩社員版のシートを複数見てみます。
すると、ご自身と少し性格の似ている先輩社員からは
実践につなげやすいヒントを得ることができ、
逆に、ご自身とは異なるタイプの先輩社員からは
全く新しい観点を得ることができます。
例えばこの対象となる先輩社員を
少し年次が上の「向上心」や「主体性」をこれまでに伸ばしてきた社員にすると
より明確な成長のヒントが得られるかもしれません。
企業からの押し付けでなく、自ら発見させるのがポイント
表面上の「向上心」や「主体性」を見ても
「すごい人だな、自分とは違うな」と思って終わってしまうので、
その背景を見て「あれ?なんか自分とも共通点があるかもしれない」
「もしかしたら自分にもできるかもしれない」と
自ら発見することがポイントです。
押し付けた価値観は「やらされていること」になり兼ねないですが、
自身で見出したものであれば自分ごととして向き合いやすいです。
自分から興味を持つ、
自分から掴み取るための仕組みづくりが大切です。
一人一人がどのように仕事に向き合っているかは見えづらい
リモートワークがある企業はもちろん、
対面で仕事を行っている企業であっても
先輩社員がどんな思いで、何を大切に仕事と向き合っているかは見えにくいものです。
実際に先輩社員側を私は担当しましたが、
一見、スタイルが似ているか?と思う社員でも
意外と頭の中は正反対の思考が走っていたりと、
中身を見てみないとわからないなと感じました。
また、先輩社員自身も自分の姿が見える化される他、
「以前は~なタイプだったが、今は~に変化した」
という発見もあり、自身の成長のヒントも得ることができました。
まだほかにも観点はありますし、
今回ご紹介したのは1年間伴走し続けながら育てる若手研修の一環でしかありません。
気になる方はぜひ、
パフへお声がけください。