STAFF COLUMN

スタッフコラム

笠原のケニア探訪記~デモとチキンとクリスマス~

作成日:2025.3.13

ついにツアーも最終日(と言いつつ後2日ツアー以降も滞在します)、あっという間な時間を惜しみつつ、今日も楽しみます。

今日はジラフセンターと露店巡りというシンプルな工程のため、比較的時間に余裕があります。朝も皆でゆったり過ごしているとなんと突然の停電!!(後にわかるのですがエリア一帯が停電したそうです。)ケニアの洗礼パート2といったところでしょうか?(ちなみに洗礼はパート3まであります。)とはいえ今回のツアー参加者、皆海外慣れしているのか停電に全く動じません笑。ほんとにこのメンバーで良かったと思いました。また、ラハケニアさんがすぐに自家発電を作動してくださったこともあり、そんなに重く捉えていませんでした。

そんなこともありつつ、最終日がスタート。初めて観光地らしい観光地、ジラフセンターに行きます。ジラフセンターは怪我をしたキリンの保護や繁殖を行っているようです。ここではキリンの餌やり体験ができます(それしか出来ないとも言う)。このキリンたち、なかなかの曲者で下手に近づくと餌の入ったお皿を狙ってくるんです。やり手です。コツとしてはキリンが確実に届かないくらい柵から離れて、キリンがギリギリ届かないくらいの位置に餌を差し出し、キリンが舌を伸ばしたところにサッと餌を投げ込むのが大切です。下手にキリンの射程圏内に入ると噛まれます。(噛まれた参加者アリ)キリンの舌に舐められた感触は以前シカを捌いた時のシカの舌とほぼ一緒でした。

そうして餌やりを終え本日のお昼に向かいます。アート展示が併設されているカフェで昼食を摂りました。連日の食べ過ぎで胃が痛くなっていたので今回はサンドウィッチにしてみました。(バーガーの美味しさは世界どこに行っても外さないのですが、日本以外のサイズは大抵バカでかいのでそこだけ信用出来ません。)このお店にはテーブルにケチャップ、スイートチリソース、なんか辛いソース(青唐辛子が刻んで入ってる)の3種類が置いてあり、なんか辛いソースは正直めちゃくちゃ辛いのですが食べてるとクセになってきます。本音はデザートも食べたいのですが、残念なことにこちらの国のスイーツは大抵めちゃくちゃ甘ーいので胃痛の鑑み控えました。

そうして午後は露店に向かいます。ケニアには露店が大量にあり、全く同じ品揃えの露店が3つ並んでいることはザラです。差別化する気はなさそうです。露店フードも色々あります。昨日の村で食べたカチュンバリを乗せたゆで卵、カチュンバリを乗せたホットドッグ(普通に日本でも売れそう)、ティラピアの素揚げ(なんか淡白な味)、その場で切ってくれるフルーツ(今回はキワリという瓜科のフルーツを食べました。悪魔の実みたいなフォルムをしてます。)。

そして何より私が一番感動したのがサトウキビジュース!!!今回ケニアで食べた中で一番気に入りました(自炊は抜きです。)半割にしたサトウキビをその場で潰して、さらにライムとジンジャーも合わせて絞っているので爽やかな酸味と辛味、そしてサトウキビの優しい甘さがベストマッチでした!二日酔いの時とか飲んだらすっきりしそう笑

※個人的にケニアで美味しかったものランキングは以下
1位サトウキビジュース
2位チキュウのテリヤキ丼
3位カチュンバリ

サトウキビジュースの美味しさに惚れて持ち帰り用も追加購入し、露店を後にします。もともとデモの予定だったので、危険地域にあるテイラーさんの元へは行かない予定でしたが、ちょうどデモが行われなかった為、2日目にオーダーした服を受け取りに、サイズを調整してもらって無事完成です。普段は買わないような派手な色と柄ですがオーダーメイドだと思うと尚更愛着が湧きます。
そして帰路に着く前、近くのショッピングモールに寄って夕飯を買います。そうです、家が停電しているので火を使うのは避けます。そろそろアジアの味が恋しくなった私は他の人の分も含めて、ビビンバ、パッタイ、イエロータイカレーとアジアで固めてみました。やっぱり地域が近いと舌も合うのでしょうか?久しぶりのアジアンフードは落ち着きます。そして電気もないので夕飯は蝋燭を囲んで食べました。日本ではまずしなさそうなことですね。皆で「なんかクリスマスみたいだね」と言い合いながら5日目の夜を明かしました。

ツアーとして組まれているのは今日まで、明日からはオプションで参加するものです。ここまでのツアーだけでも、ケニアの都市部、田舎、貧困、ローカルの暮らし、さまざまな角度からケニアを見ることが出来ました。ケニアに来るまではアフリカはなんとなく、暑くて、どこも田舎で、国ごとの違いはあまりないだろう(アフリカとひとくくりに考えてた)と思ってましたが実際は全然異なります。その土地の、そこに住んでいる人の数だけ人生があり、さまざまな自然があり、都市があり、文化があるんだとわかりました。

短い時間のツアーの中にこれだけの体験を詰め込んでくださったゴメさん、ラハケニアさんに改めて感謝したいと思います。間違いなく人に勧めたいツアーです!



ジラフセンターのキリン、かわいい



テーラーさんに作っていただいた服、派手

 
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