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パフ通信10月23日号 -モネ、来日-

更新日:2024.10.23

日ごろお世話になっている皆様へ
株式会社パフより
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以前のパフ通信で美術館に行ってきた話を綴りましたが、そのブーム冷めることなく、今度はモネ展に行ってきましたふかふかです。
偶然にも友達が私の家に遊びにきていたので、今回は二人で参戦です。

前回は一人で行ってきましたので、内省をしながら自分のペースで楽しみましたが、今回は二人だったので、自然な流れで感想を語り合いながら鑑賞を進めることに。

もちろんお互いの感想に多少の差が生じることは承知の上。
その差が面白いんじゃないか、の精神で歩を進めていました。

ですが、途中で真逆の感想を抱く絵がいくつかありました。
それはもう。致命的なくらいに。
こんなにも抱く感想が違うかと、笑ってしまったほどです。

そこでふと疑問に思うわけですよ。
人が絵画を見た際に抱く感想は、何が由来となっているのかと。

あれやこれやと話をしまして、友達と私が出した結論は、「人には自分が良しとする捉え方があるよね」、そしてその「良しとする捉え方」は経験や知識、思考などによって無意識的に形成されているよね、でした。

今まで言語化したことのなかった思考のプロセスを言葉にするための議論は非常に面白く、これだけでもモネ展に行って良かったと感じさせてくれました。
勿論、展示自体も良かったですが!

そしてこれらを言語化してみて思ったのですが、つくづく私はこの「自分が良しとする捉え方」の奴隷だなと思いました。
やはり自分だけでなく「他人が良しとする捉え方はなんだ?」といった視点も持ち合わせていきたいです…。

と、非常に抽象的なものに対しての奴隷宣言をしたところで今週のパフ通信スタートです!

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┃ ┃https://www.puff.co.jp/seminar/mentore_oyo/
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┃3┃【コラム】ふかふかの本のすゝめ
┃ ┃第八回:『「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学』
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人事担当、採用担当の皆様にとって「役にたつ」「癒される」「背中を押される」そんなコラムになるべく、パフスタッフの「顔の見える」イキイキとした生の声をお届けします。

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学生をしっかりと見極めつつも、魅力付けする面接手法を学ぶ公開型講座。
2026年卒採用を想定し、今年も実施することが決まりました。
2020年より開講した本プログラムですが、現役学生と実際に対面しながら面接官としての研修を行いますので、皆さまから高評価をいただいております!

知見を得ることと、場数をこなすこと。
この2つを、本研修を通して皆さまにお届けしていきます!

プログラム:と
・講義:面接官の必要な力 4ステップ(インタビュー・アセスメント・ジャッジ・フォロー)
・講義:学生の心に残る掘り下げ面接のポイントと実践例(掘り下げ質問「1+4の技」)
・ペアワーク:客観的事実を引き出す質問と主観的意見を引き出す質問
・講義:評価時の留意点(優秀だけど、落としてしまいがちな学生の特徴)
・個人ワーク:自社の評価基準にそって深掘り質問を考える
・ロープレ:「学生の自己PR」を適切に深掘るロールプレイング
・講義:学生の志望度をあげるフィードバック&クロージング面談のコツ
・ロープレ:「面接後のフィードバック」を適切に行うロールプレイング

年内開催日程:
・2024年11月07日(木)13:00~16:00 @zoom ミーティング
・2024年12月04日(水)13:00~16:00 @東京(飯田橋/九段下)
※2025年は、1月から6月まで毎月開催します

費用:25,000円(税別)

詳細はこちらから
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3.【コラム】ふかふかの本のすゝめ
第八回:『「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学』小塩 真司
今日は少しだけダークな面に触れていこうかなと思います。
いや、タイトルにこそ“ダークサイド”と書かれていますが、実は人によってはむしろダークサイドの逆(ライトサイド???)に感じる人もいるかもしれないです。

まずこの本を読んだことがある人のなかで「良かった。私は性格の良い人間なんだな」と感想を抱いた人、もしいたら手を挙げてほしいです。
私はその方に心の底からの拍手を送りたいです。
そしてその方は恐らく人ではないです。人の形をしたなにかです。仏様ですかね。

それくらいダークな面というのは、私たちには一般的に内在している要素だと、本書を読んで感じました。

本書では「性格が悪い」とは主に「ナルシシズム(自己愛症)」「マキャベリアニズム(権謀術数主義)」「サイコパシー(精神病質)」「サディズム(加虐性欲)」の4つの特性を指し示すと記されていました。
ちなみにこの4つを合わせて「ダークテトラッド」というらしいです。カッコいいですね。

こんなことを思ったことはありませんか?
「他人を思うように動かしたい」
「退屈さを感じることが多い」
「私は褒められて当然」

私は褒めてもらえることを期待して行動するときがあるので、当てはまりますね。

これらは先ほど示した「ダークテトラッド」の要素が起因となって、湧き上がってくる想いになります。

では人類すべてがみな「性格が悪い」と言えるのか。

結論から述べると、私は書籍を読んで「否」だと思いました。

本書では人は誰しも「ダークテトラッド」の要素を当たり前に持ち合わせているが、同時に「性格の良し悪し」は結果で決まるとも述べられています。

良い結果に結びつくのであれば「良い性格」ですし、悪い結果に結びつくのであれば「悪い性格」となります。
一般的に好ましくない性格特性であっても、それが結果的に良いことに結びつくのであれば、それは良い性格となるのです。
例えば「優しさ」は結果によって「親切」にも「偽善」にも転じてしまいます。

つまり誰しもが性格の悪い要素は持ち合わせており、それをどんな状況で発揮させるかによって、「性格の良し悪し」は変わってきます。

そして性格の悪い要素を持っているだけでは「性格の悪い人」といった評価はされず、その要素をどのように振りかざすかで決定されるのです。

性格の良い人になるためには、自分のなかにある「ダークサイド」な一面を理解し、正しく発揮するということですね。
個人的には今年読んだ本の中で一、二を争うほど面白い本でした。

自分のことを「性格が良い人」だと思っている人ほど、ぜひ読んで欲しい一冊になります。
そして読み終わったあとに聞かせてください。
自分が「性格が良い人」だったかどうかを。

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お忙しい中最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。
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