性別を超えた仏心で
パフを救ってる(かな?)
小林 良裕(ニックネーム:コバやん)
サービスマネジメントグループ
2012年 中途入社
社内の忘年会で「趣味はお菓子づくりです(キラン★)」と発表してからというもの、その温和で丸い人柄も手伝って「社内で誰よりも女子力が高い!」とイジられ続けている。プライベートでは赤ちゃんが生まれたばかり。家庭では父親として男らしさを発揮しているに違いない(…?)
性別を超えた仏心で
パフを救ってる(かな?)
サービスマネジメントグループ
2012年 中途入社
社内の忘年会で「趣味はお菓子づくりです(キラン★)」と発表してからというもの、その温和で丸い人柄も手伝って「社内で誰よりも女子力が高い!」とイジられ続けている。プライベートでは赤ちゃんが生まれたばかり。家庭では父親として男らしさを発揮しているに違いない(…?)
コバやんさんって、絶対怒らないんです。つねに丁寧、穏やか、物腰やわらか。ご本人に聞いてみても「生まれてから声を荒げて怒ったのは3回だけ」だそうです(!)。パフのホトケさま。そのすごさを実感したのは私がサービスマネジメントグループに配属されてすぐのこと。
当時のサービスマネジメントグループはとても忙しい時期でした。リーダーのホサカさんは遠方出張で不在がち、先輩のイワサキさんも妊娠が判明してお仕事セーブモードに。そこに私という新メンバーが入ってきて、おまけに実務作業を担当している契約社員さんたちがたくさんいて、業務は溢れ返り…という状況で、現場は大混乱。それを、中途入社とは言え3年目のコバやんさんがすべて仕切っていたのでした。
あらゆるサービスを把握して、スケジュールを管理し、情報を整理し、的確に指示を出し。10人以上の契約社員さんからのホウ・レン・ソウを次から次へと受け止め、ご自身の仕事なんて全然ままならない。
ちょっと落ち着く隙もなくまた電話が鳴り、受話器を置いたら目の前には契約社員さんや、何も知らず役に立たない新メンバー(私ですが…)がいて。やっと自分のタスクに取りかかれたのが夜8時を回る、という日もあったようです。朝早くから夜遅くまでパソコンにかじりついて、あまりに疲労困憊したうしろ姿に、周りの社員からも「ちょっとコバやん、大丈夫?生きてる?」と3分に1度生存確認が入る…みたいな状況でした。
それでもコバやんさんは「はいぃ、大丈夫です~」と、今にも倒れそうな弱々しい顔で、でも「キラン★」と音がしそうなスマイルをきちんと作って返し、チームメンバーの質問にも「ええっと、これはですねぇ…」「ええ、そうしていただけると大変助かります〜」と、いつものマイルドな調子を崩すことはなかったのでした。偉大です~、ホトケさま。
一人ひとりが、主義・主張、自分のお客さんのこと、仕事の進捗、相談ごと、嬉しかったこと、イヤだったこと、誰かに聞いて欲しいグチ…などなどを、会社のフロア全体に共有する(というか、みんな声をひそめることをしないので自然と聞こえてくる)パフならではの文化の中で、コバやんさんはある意味異端児だと思います。一人静かに、粛々とタスクに向き合っている(ように見える)。その胸の内を探ってみると「オイオイ、みんなそんなに腹ん中つつ抜けでいいのかよぉ〜」とか「上司と部下、フラット過ぎだろぉ〜」とか「みんな自由過ぎじゃんか」とか、実は思っているみたいです。
でも私は気づいています。最近コバやんさんが、ちょっと難しい対応になりそうな用件の電話を切った後にこう言っているのを。「も~、ちょっと~!」って、目の前に座っている私にだけ聞こえるぐらいの小さな声でぼやいているのを。普段はポーカーフェースなのに、入社4年目にしていきなり会社のブログに「こんにちは、コバやんです(キラン★)」って書きこんだのも、みんな大衝撃でしたよ。コバやんって当時社内では誰も呼んでいなかったのに…。そろそろちょっとずつ、パフの血が流れ始めているのかもしれませんね。「それヤだなぁ〜」って言われちゃいそうだけど!
本人から一言
みんな腹ん中つつ抜け過ぎだけど、あえて、パフ。
入社して1週間ぐらいで、思いました。「なんだこの、社員の人たちの能力の高さは…」と。これヤバイなぁ、下手をすればついていけずに落ちこぼれるんじゃないか?って危機感を覚えました。会社では必死に業務をこなしながら、家に帰ったら妻にだけは弱音を吐いたりして(笑)。でも今や、僕も立派にパフの人なんですね。異端児道、突き進みますよぉ。