2001年1月10日。
この日、ちょっと風変わりなイベントがパフのセミナールームで開かれた。
その名は“つきしま村(そん)塾”。
なに、それ?
と、普通の人なら思うだろう。変な名前である。
これは、松下村塾(しょうかそんじゅく)から、もじって取った名前だ。
普通のイベントや就職講座では集まらないような、ましてや就職課などには
絶対顔を出さないような、ちょっと生意気でも、とびきり熱くて優秀な人材。
それはいったいどうすれば集まるんだろう……。
悶々と考えていた。
身近な例で言うと、R社の人事担当役員であるMさんのような人材。
#Mさんのことは、過去のメンバーメールでも頻繁に出てくるので、詳細は
カットいたします。
・・・・・
ちょっと茫洋としているけれど、『人』のことを語らせると、ムチャクチャ
熱い。
就職活動のことなんて、あんまり考えていない。
就職活動への興味よりも、「社会に出る」ということそのものに関心がある。
自分のことよりも、世の中のこと。今日のことよりも、明日のこと。
・・・・・
そんな価値観を持った学生に会いたかった。
そして思いついたのが、この“つきしま村塾”であった。
この“つきしま村塾”の精神を高らかにうたえば、きっと世の中を変えうる
人材が大勢集まる、と思った。
告知用のホームページも作った。『松下村塾』を彷彿とさせるような、レト
ロ調のセピア色した画面デザインである。
そして、2001年1月10日。
“つきしま村塾”は厳かに、開始されたのであった。
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