2000年7月第1週。
前月から行っていたパフ自身の会社説明会と選考。
結果的に、20名以上の学生の面接を行った。
よくもまぁ、こんなチッポケな会社(当時パフは2名の会社)に
応募しようと思ったものだ。
人数こそ多くなかったものの、ボクはこの20数名の学生に感心していた。
しかも、魅力的な学生が数多く集まってくれていた。
ボクは、いろいろアタマを悩ませながら、誰を採用しようか…と考えていた。
もちろん、ボクが採用したいと思っていても、学生が来てくれるかどうかなんて
わからないのだが。
採用人数さえも、実は決めていなかった。もちろん20名採れるわけではな
いが、2名でも5名でも、そのくらいの誤差であれば構わないと思っていた。
ずいぶん楽観的な見方だが、「人が増えたら増えた分だけ、売上げも上昇す
る」と思っていた。
結局、ボクは、可能性のありそうな学生は、全員最終選考(面接)に呼ぶこ
とにした。
そして、最終面接では、出来る限り長い時間をかけて、その学生の「素顔」
を見ようと努めた。
結果から書こう。
最終面接の後の内定通知は、全員で5名に出すことに決定した。
1.「ヨシカワアユ」
……応募書類、面接ともにイチオシ。多少、あがり症なところが見
受けられたが、しごけば大丈夫か。
2.「ササキタカノリ」
……結果的に、気がついたら内定を出してしまっていた。
どこが良かったのか?なかなか思い出せない。第六感的な内定
だったのだろう。
3.「フルカワアキコ」
……コテコテの関西人。応募者の中で、パフへの志望度はダントツ
に高いと感じた。社内のムードメーカーになるのでは?という
期待もあった。
4.「ササキアサヒ」
……めがねを上下反対に掛けてるように見える奴だった。フォーク
ギターでバンドやっていたことが、内定の大きな理由だろう。
5.「Y.C」
……いきなりイニシャルで失礼。実は、いったん不合格となってい
たにもかかわらず、再チャレンジによって内定となった。
しかし、結果的に入社は…。
最終面接は、リラックスした雰囲気の中ではあったが、相当に深く・真剣
な会話を行った。
パフが学生を選ぶだけではなく、学生もパフを選ぶんだ、という基本的な
姿勢で臨んだ。だから、パフのことも精一杯最終面接では学生に伝えた。
ひとり当たり、約2時間の面接だったと記憶している。
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