昨年の12月から4ヶ月もの間、創業時の協賛企業の方々との出会いを綴ってき
た。登場した皆さんには、昨年の12月の掲載開始時に、「お名前を載せてもい
いですか?」という許可をいただくためにご連絡を差し上げたのだが、皆さん、
「どうぞどうぞ喜んで」とご快諾いただいた。
4ヶ月間ものあいだ、毎週1回、日曜日の夜(メルマガが配信される前夜)に
昔のことをあれこれ思い出しながら筆を進めてきたのだが、当時のいろんな思
い出が蘇ってきて実に楽しかった。
メルマガが配信された後には、決まって登場した皆さんからメールやお電話を
いただく。
「懐かしいですねえ」とか「照れちゃいますね」とか言われるのだが、こうや
ってひとつひとつの出会いを文書に残すことの大切さを実感できる瞬間だ。
昨年の12月以降このコラムを読んでいる人たちも多いと思うので、あらためて
なぜこのようなコラムを書いているのかを、バックナンバーから引っ張ってみ
よう。
---【第102話 創業時のパフを信じてくださった協賛企業の人々】より ---
パフが設立されたのは1997年12月12日。まもなく丸9年となる。来年は10周年
を迎えるわけだが、「よくここまで持ち堪えてきたな」という思いと、「なに
をノロノロしてるんだろう」という思い。この二つの思いが、いつも僕の頭の
中には去来している。
でも、常に忘れてはならないと思うことは、たとえ会社としての歩みがノロノ
ロであったにしても、いまの僕たちがいるのは、創業の頃、何の実績もなかっ
たパフを信じて、お客様となってくださった方々がいたおかげだということ。
昔(創業時)のお客様と、今のお客様とを、比べたり差をつけたりしようなど
という気持は一切ない。ただ、創業者として、やはりあの頃のお客様への恩は
忘れることはできないし、忘れてはならないと思う。
なので、これからしばらくは、創業時に「パフの協賛企業」になってくださっ
た企業と、その企業の担当者の方々のことを書いていきたいと思う。
なお、「創業時」の定義だが、1998年春の正式な事業開始から、パフに新入社
員が入ってくる2001年春までの、約3年間を指していうことにする。不安感と
絶望感に苛まれながらも、オモテでは強がりながら、そして明日の可能性を信
じながら過ごした3年間である。
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ということで、来週は2001年の出会いを書くことにする。この年のいちばん大
きな出会いを書いて、ひとまずの協賛企業の方々との出会いの締めくくりにし
ようと思う。
2001年は、創業から丸3年たった年。パフに初めての新卒者が入社してきた年
だ。この年までが、僕の感覚では“創業時”ということになる。
当時、世の中は“超就職氷河期”と呼ばれており、学生の就職はとてもたいへ
んな時代だった。
あれから6年。現在は、当時とは正反対の“超売り手市場”。パフの中も外も、
あのころとは全然違っているのだが、当時を回想しながら、読者の皆さんにも
楽しんでいただけたらと思う。
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